お世話になっております。神保です。
このページは2025年度用の『パワーグリップ面談（仮称）』に関するご案内のページです。
この『パワーグリップ面談（仮称）』とは、平たく言ってしまうと、授業のコマを使って面談をする”有料面談”という位置づけです。
今までも、そして、これからも、基本的には生徒面談は無料実施をしています。テストのあとであったり、進路相談であったり、勉強方法の話であったり。そういった面談は、随時空いている時間であれば、いつでも行います。授業が終わった後に残って話をしていく子もいれば、自習ブースに残ってて21時30分過ぎとかに話しにくる子もいれば、さまざまです。
そういった生徒面談とは、まったくの別物です。
この『パワーグリップ面談（仮称）』は、授業コマとして扱うことを前提にしているため、基本は毎週の面談となります。そこで、目標設定、毎週の進捗や課題の確認、行動目標の設定と振り返り、再設定などを行うものです。そして”目標達成に向けて行動すること”を身につけるための、定点観測的な面談となります。
当然、無料で実施をしている様々な生徒面談でも、出し惜しみせずにアドバイスや助言はたくさんしてきています。
中には、それで大きく影響を受ける子もいれば、言われた翌日からガラッと変わる子もいらっしゃいます。しかし、結果的に翌週も何も行動に移せていない、日々の生活に変化が出ていないまま、という子も多くいらっしゃいます。
多くの課題は、”目標達成に向けての行動”が日常生活レベルでおとしこめていない、という部分が大きいです。
例えば、わかりやすく、学校の定期テストで学年順位が150位中100位のお子さんがいたとします。次のテストで目標にする順位はいくつか、明確に立てます。
そして、順位の目標を立てただけでは行動に結びつきません。その順位を取るための行動を想起して、その行動を切り崩して切り崩して、日々の生活レベルの計測可能な目標まで落とし込みます。
例えば、こういう話をすると、「毎日1時間は勉強しないと！」と彼らは最初に言います。しかし、冷静に考えていくと、毎日1時間というのは平日であれば何時から何時にやるのか、土曜日ならいつなのか、そういった部分までイメージが立っていません。じゃあ、そこで日々の生活の時間の使い方から紐解いていくことになります。
そうすると時間の使い方を整理することになります。思いのほか目的もなく遊んでいる時間になっていたり、テレビを見ていたり、ゲームをしていたり。そこで、案外そういった時間を大事にしてしまって、勉強時間を後回しにする動きをしていることに気づかせます。意を決して娯楽を切り離すように、助言をしていくと、ここで結構反発が出ます。
重要なのは、この瞬間。
その反発、気持ちはわかる。
けど、さっき立てた目標達成に向けて、その行動は妥当なのか、考えてもらいます。
例えば、次回の順位を90位に設定しているなら、10人に勝てばいいわけです。それならギリギリ達成できるかもしれません。これを60位にしているなら40人に勝てないといけないのですが、テレビやゲームを優先している時間の使い方のままで、果たしてそういう結果を得ることができるのでしょうか。
「見たいテレビあるから」「疲れているから少しだけゲームしたい」
「部活で疲れたから休憩時間でスマホ使ってる」
気持ちはわかる。気持ちはね。
けど、さっき立てた目標達成に向けて、その行動は妥当なのか。
こうやって、繰り返しのようだけど、人って思考が染みついて繰り返しちゃうんです。だから、毎週のように振り返ったり、自分を顧みないと、気づかないことがたくさんある。
こうやって目標と行動をすり合わせます。勉強をしている、していないの前に、ものごとの判断と決断の水準がどこにあるのか、それを確認します。
こういったことの日々の繰り返しでもって、やっと少しずつ生活や行動は変化を遂げていくことになります。逆に、変化を遂げたことが何かしらあるのであれば、それって大きなことですよ。けど、そこに案外気づくことがなく日々が過ぎていくものです。
すごいざっくりとではありますが、こういったことを、毎週の様子から振り返り、目標設定、毎週の進捗や課題の確認、行動目標の設定と振り返り、再設定などを行うのが、この『パワーグリップ面談（仮称）』の位置づけです。
しっかり目標をもって、変化をしたいという気持ちで、臨めるのであればぜひ頑張っていただきたいと思います。こちらも、子どもと面談をするというより一人の人と面談をする意識です。決して甘くはやりません。そういう時間です。
対応の仕組み上、たぶんあまり多くは受付できません。また、タイミングによっては３カ月程度で次回の定期テストまでに作用するかもしれないし、もっと時間がかかるかもしれません。そういったことも踏まえつつ、もしご興味のある方はお早めにご相談ください。
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